震災,原発事故前の東京の放射線量

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本棚の隅から「科学朝日 1990年9月号 定価670円」が発掘された.

p.48に「通勤中の被曝」というコラムがあった.
それによると,1990年頃の東京都内の電車の路線では,毎時40~50ナノグレイ程度だった模様.
(大体 0.04~0.05μsv/h という理解でOK?)

引用:

日本原子力研究所のグループが都内の主要電車路線ごとに周辺環境から受ける放射線量を測定し
、このほど『日本原子力学会誌』に発表した。

環境から受ける放射線は、おもに空から降ってくる宇宙線と、土壌や建材などに含まれる放射性物質からのガンマ線が考えられる。

研究班は、JR 11 路線 380㌔、私鉄 18 路線 200㌔、地下鉄 10 路線 200㌔の放射線量を測定した。観測した路線は、年間乗車人数から見ると都内全体の 97% に相当する。

それによると、地下鉄はトンネルでさえぎられているため、宇宙線の寄与はJR、私鉄各線に比べて半分以下になる。だが、トンネルの建材に含まれる放射能濃度が高く、ガンマ線の寄与が 2 倍くらい大きい。結局のところ、どの路線でも、放射線量は毎時 40~50 ナノグレイ程度であった。


これのことかな?
http://www.aesj.or.jp/atomos/gakkaishi_soumokuji_Vol.31-Vol.40.pdf
日本原子力学会誌 Vol.32, Nos.4(1990)

920.居住環境における放射線場の特性,(Ⅰ);東京都内におけるγ線および宇宙線線量率分布とその特徴:長岡 鋭,
坂本隆一,堤 正博,斎藤公明,森内 茂,403.

日本原子力学会誌 Vol.32, Nos.5(1990)

研 究 論 文
923.居住環境における放射線場の特性,(Ⅱ);東京都内電車路線でのγ線および宇宙線の線量率分布:長岡 鋭,坂
本隆一,堤 正博,斎藤公明,森内 茂,507.

全文PDFもあった:
http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=jaesj1959&cdvol=32&noissue=4&startpage=403&lang=ja&from=jnltoc
http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=jaesj1959&cdvol=32&noissue=5&startpage=507&lang=ja&from=jnltoc
(I)の方を見ると,もともと場所によっては 80nGy/h 位あった場所はあるみたい.




よくみると「科学朝日 1990年9月号 定価670円」のp.49 には、「チェルノブイリの死者は続く」という写真入り記事もある.
引用:

白血病治療のため、米シアトルの病院で骨髄移植を受けたソ連の消火ヘリ操縦士アナトリー・グリシェンコ氏(左)。7月2日、心配不全で死んだ (WWP)

1990年ということはチェルノブイリ事故から4年か….

お名前でググッたら
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/etc/JapNews/News1990.html
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/etc/News9901.html
が見つかった.

「東京都内地下鉄線の空間γ線線量率」という文献もあった.全文はアカウントがないと見られない模様.
RADIOISOTOPES Vol. 57 (2008) , No. 5 pp.313-320
http://www.jstage.jst.go.jp/article/radioisotopes/57/5/57_313/_article/-char/ja
アブストは

東京では通勤手段として地下鉄の利用率が高いことから,地下鉄車内の線量率を把握しておくことは保健物理学的に重要である。そこで,都内の地下鉄12路線について空間γ線線量率の測定を行った。その結果,最大値(36.5nGy/h)は最小値(23.3nGy/h)の1.6倍であった。また,車内の線量率は,車外より33%低い値であった。更に,地下鉄線内の線量率は深さに依存せず,地下構造物やホームの構造物中に含まれる天然放射性核種濃度に依存すると考えられた。




資料 ブラジルのCs-137被曝事故 中島敏行 日本原子力学会誌 Vol. 31, No. 4 (1989)
http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=jaesj1959&cdvol=31&noissue=4&startpage=431&lang=ja&from=jnltoc
ゴイアニアでの放射性物質の盗難による被曝事故.


宇宙航空士の放射線被曝管理基準 (高エネルギー物理学研究所) 加藤和明 日本原子力学会誌 Vol. 31, No. 4 (1989)
http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=jaesj1959&cdvol=31&noissue=4&startpage=422&lang=ja&from=jnltoc

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